ランドクルーザー250（ランクル250）は、その重量と高出力なエンジンを搭載した本格クロスカントリーSUVです。
その反面、「燃費が悪いのでは？」という声も少なくありません。
たしかに、一般的な乗用車と比べると燃費性能は控えめですが、近年の技術向上により、以前のランクルシリーズに比べると改善されています。
それでも「もっと燃費を良くしたい」「少しでも燃料代を抑えたい」と考えるユーザーは多いはず。
そこで今回は、ランクル250の燃費を向上させるためのおすすめカスタムパーツや運転のコツを詳しく紹介します。
燃費向上は経済面だけでなく、環境負荷の軽減にもつながる重要なテーマです。
ランクル250の実燃費は？
一般的なランクル250の実燃費はどれくらいなのでしょうか？
エンジン別に解説します。
ディーゼルモデルの燃費
ディーゼルモデルのカタログ燃費（WLTCモード）ではおおよそ10〜11km/Lとされていますが、実際の街乗りでは9～10km/L、高速走行では11〜13km/L程度になることが一般的です。
オフロード走行や山道、トレーラー牽引など条件が厳しい場面ではさらに燃費が低下することもあります。
ガソリンモデルの燃費
一方、ガソリンモデルのカタログ燃費はWLTCモードで約7〜8km/Lとされており、実走行では5〜8km/L前後になるケースが多いです。
加速時のエンジン回転数の上昇や、市街地でのストップ＆ゴーの多さが燃費に大きく影響します。
また、ガソリンエンジンは寒冷地や短距離走行が続く環境では効率が落ちやすいため注意が必要です。
燃費向上のためのおすすめカスタムパーツ
それでは、ランクル250の燃費や走りを良くしたい方向けに、おすすめのカスタムパーツを下記に紹介していきます。
スロットルコントローラー（ガソリン車）
アクセルレスポンスを制御することで、急加速を抑え、穏やかな運転を促進します。
結果的に燃費の改善が期待できます。
多くの製品には「エコモード」や「シティモード」などの燃費重視設定があり、ドライバーの走行スタイルに応じて切り替えが可能です。
またパワー不足を感じるドライバーにもおすすめ。
ブリッツ「パワスロNA」と「スマスロ」の違いとは？
燃費向上やアクセルレスポンス改善に人気のあるブリッツのスロットルコントローラーには、「パワスロNA」と「スマスロ」の2種類があります。
それぞれに特徴があり、使用スタイルに応じた選択が可能です。
パワスロNA（POWER THRO NA ）
ブリッツの定番モデルで、走行中でも手元のコントローラーでモードを切り替えることができるのが特徴です。
エコモード、スポーツモード、オートモードなど20モードを搭載、多彩な走行スタイルに対応しており、より細かな調整が可能。
設定が豊富なため、燃費重視から走行性能重視まで自由自在にチューニングできます。
スマスロ（Smart Throttle Controller）
よりシンプルな構造で、純正風のデザインが特徴のモデル。
専用スマートフォンアプリと連携して設定変更を行うため、物理的なコントローラーが不要です。
配線が少なく取り付けも簡単で、内装の見た目を損なわずにスロットルレスポンスを改善したい方に向いています。
どちらを選ぶべき？
- より多機能で細かな調整を求めるなら「パワスロNA」
- スマートでシンプル、内装に溶け込むスタイル重視なら「スマスロ」
どちらも燃費改善に効果がある「エコモード」を搭載しており、アクセル操作の最適化を通じてスムーズな運転をサポートします。
TDIチューニングサブコンの導入（ディーゼル車）
TDIチューニングのサブコンは、エンジンの燃料噴射量やタイミングを最適化することで、トルクアップと燃費改善を同時に実現するアイテムです。
特にディーゼルエンジンとの相性が良く、低回転域からの力強い加速と、アクセル開度を抑えた走行でも十分なパワーが得られるため、燃費向上に貢献します。
TDIチューニングのサブコンは車両側のカプラーに割り込ませて装着するだけで、配線加工不要の簡単取り付けが可能。
純正コンピュータを変更せずにパワーや燃費のバランスを調整できる点も人気の理由です。
実際に導入したユーザーからは「高速走行時の燃費が向上した」「重たい車体でもスムーズに加速できるようになった」といった声が多く聞かれます。
鍛造ホイールへの変更
純正ホイールより軽量なアルミホイールや鍛造ホイールを装着することで、バネ下重量を軽減し、走行時のエネルギーロスを減らすことができます。
結果として加速性能と燃費が改善される場合があります。
おすすめ鍛造ホイール
鍛造ホイールは高圧で成形されるため、強度を保ちつつ非常に軽量なのが特徴です。
代表的な鍛造ホイールのメーカーに、RAYSやWORKなどがあります。
以下はランクル250オーナーに人気の鍛造ホイールです。
ガナドールマフラーへの交換
燃費性能と走行性能の両立を目指すユーザーに人気なのが「ガナドールマフラー」です。
独自の「PBS（パワーブーストシステム）」構造により、排気効率を高めることでエンジンの負担を減らし、燃焼効率を改善します。
その結果、トルク向上・加速性能のアップとともに、アクセル開度を抑えても十分な出力を得られるため、燃費の向上にもつながり、ガナドールのデータによると約15％の燃費向上が見込まれるそうです。
また、ランドクルーザー250専用設計モデルでは、低速域のレスポンス改善と高速巡航時の燃費改善が実感できる仕様となっており、静粛性にも配慮されています。
そして、デザインもスタイリッシュで、リアビューのドレスアップ効果も期待できます。
ディーゼル、ガソリン共に、サークルテールシングル、サークルテールダブル、スクエアテールダブル、スクエアテール4本出しのラインナップ。
また、標準バンパー仕様、モデリスタバンパー仕様から選ぶことが出来ます。
その他の燃費改善テクニック
カスタムパーツだけでなく、日常の運転習慣や管理でも燃費向上は可能です。
以下のような点に注意してみましょう。
- タイヤの空気圧の管理
- 積載物を減らして車両重量を軽減
- アイドリングを控える（長時間の待機時はエンジンを切る）
- エアコン使用を最適化する（AUTOモードや内気循環を活用）
- 無駄な急加速・急ブレーキを避け、滑らかな運転を心がける
- 渋滞時や信号の多い道を避け、効率の良いルートを選ぶ
また、ドライブレコーダーやエコ運転診断アプリなどを利用して、自分の運転を客観的にチェックするのもおすすめです。
まとめ
ランクル250は高性能なクロスカントリー車でありながら、そのポテンシャルを維持しつつ燃費を改善する余地も大きい一台です。
今回紹介したカスタムパーツやメンテナンス方法、さらには運転習慣の見直しを組み合わせることで、燃費効率を大きく向上させることができます。
また、燃費向上はガソリン代の節約だけでなく、長距離ドライブ時の安心感、さらには地球環境への配慮にもつながるでしょう。
ぜひ自分の使い方に合ったパーツやテクニックを取り入れながら、ランクル250との快適なカーライフを楽しんでみてください。
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