みなさん、こんにちは。
今回はフィンレビューシリーズという事で、人気のアルメリックシェイパーフィンAM1の使用レビューを書いていきたいと思います。
AM1はロングセラーモデルのフィンでプロも良く使用しているのを見ますし、昔からこれを持っていれば間違いないと言われていました。
実際、私も使用してみてそれを実感しています。
それでは詳しくレビューしていきます。
FCS2 アルメリックシェイパーフィン AM1について
Al Merrickの’AM’パフォーマンスコアシェイパーフィン。
レイクドサイドフィンが抜群のスピードとドライブを生み出します。概要
- Al Merrickのテンプレートは革新的で進歩的なサーフィンのためにデザインされています
- ラージヘックスコアとレイクしたサイドフィンによりドライブ性能を高め、小さめのセンターフィンが素早いリリースを可能にします
理想的なコンディション
- ホローな波、パンチのあるビーチブレイク
ボードタイプ
- FCS IIフィンシステムに合うようにデザインされています
- 深いコンケーブと中~極端なロッカーを持つパフォーマンスボード
フィンファミリー
- カーヴァー :パワーをつける。力強く、引き込まれるようなターンにホールド感をプラスマテリアル
マテリアル
パフォーマンスコア
パフォーマンスコア(PC)フィンは、多層レジン転写成形法で作られています。
PCフィンのフレックスパターンはベースからティップまで徐々に伸びており、ターンを通してドライブとホールドの維持をサポートします。
この多用途なフィンは軽量な素材で、様々なコンディションに対応します。
サイズ
X-SMALL (Under 55Kg / 120 Lbs)
FCS Japan: Surfboard Fins, Covers, Traction, Leashes, Surf Accessories (surffcs.jp)より引用
SMALL (55Kg – 70Kg / 120 – 155 Lbs)
MEDIUM (65Kg – 80Kg / 145 – 175 Lbs)
LARGE (75Kg – 90Kg / 165 – 200 Lbs)
アルメリックシェイパーフィン AM1 レビュー
それでは、レビューしていきます。
アルメリックシェイパーフィン AM1の良い所
はじめに良い所を書いていきます。
高いドライブ性、ホールド感とリリース性のバランスが良い
まず特徴としては、ドライブ性重視のフィンであるにも関わらず、リリース性も高くコントロールもしやすい所が良いです。
その理由は、フィンの形状に隠されています。
アルメリックフィンの形状は、サイドフィンのベース部が大きくスイープが強くなっています。
これにより、ドライブ性とターン時のホールド感を高めています。
加えて、センターフィンは少し小さめ設定されている事により、トップアクションで蹴りこんだ際、引っ掛かりや重さを感じにくくなっているのです。
すなわち、サイドフィンとセンターフィンがバランス良く設定されており、癖のない乗りやすい乗り味で万人受けしやすいと思われます。
さらに、その高いドライブ性とリリース性から、ボトムターンからリップにカーブになんでもしやすいフィンになっています。
アルメリックシェイパーフィンAM1の悪い所
次にデメリットはこちらです。
ルース感が感じにくい
ルース感があまりないため、タイトなターンや、スムースなターンがしにくく感じます。
爆発的なパフォーマンスサーフィンに適したフィンだと思います。
アルメリックシェイパーフィンAM1の選び方
アルメリックシェイパーフィンAM1は同じテンプレートで、素材、サイズが違ったものがラインナップされています。
そこで、どれを選べばいいか悩まれている方に向けて選び方を解説します。
おすすめ素材はPC(パフォーマンスコア)
おすすめの素材はPC素材です。
理由は、適度なしなりが有り、このしなりによってドライブ感をより感じる事が出来るからです。
また、パンチのあるサーフィンが可能となります。
ただ、エアーなどテールの軽さが欲しかったり、パワーのある面の硬い波で使用したい場合は、エアコア素材を選んでみましょう。
とはいえ、一般的な日本の波で使用する事を考えると、PC素材をおすすめします。
機動性重視はⅯサイズ、直進性重視はLサイズ
使用するサーフボードと自分の好みからサイズを選んでみましょう。
動きにくい浮力のあるサーフボードに使用したり、コントロール性を重視する場合はMサイズ、テイクオフの滑り出しを早くしたい、大きな波で使用したい場合は直進性な高いLサイズが良いでしょう。
とはいえ、センターフィンが小さくなっているため、動きに重さを感じにくいフィンでもあるので、Lサイズでもそこまで動きの悪さを感じません。
体重でサイズを選ばない
メーカーから体重で推薦される使用サイズの表記がありますが、そのまま選ぶことはおすすめしません。
このあたりは難しい感覚になってきますが、サーファーの技量、使用するサーフボードや波のコンデションのよってどのサイズがいいか変わってくるからです。
今現在使用しているフィンと比べて、不満な部分や補って欲しい部分を考え、サイズや素材をチョイスしてみて下さい。
ちなみに、私の身長と体重は、173cm、64キロですが、Lサイズを使用しています。
その理由としては、フロー感や直進性、スピード性を優先したいと思うからです。
そんなこと言われても、感覚も何もわからない、という方は次を参考にしてみましょう。
初心者サーファーはLサイズがおすすめ
初級レベルのサーファーには安定感と直進性が高いLサイズをおすすめします。
なぜなら安定感と直進性が高いLサイズのフィンを使用する事で、波に乗るために最も重要な安定したパドリングとテイクオフの滑り出しをアシストしてくれるからです。
さらに、無駄な動きを無くして大きいラインのサーフィンを覚える事にも有効になります。
おまけにサーフィンレベルが上がっても使えるフィンになるので、1つは持っていても損をすることはありません。
アルメリックシェイパーフィンAM1に合う波とサーフボード
それでは、どのような波、サーフボードに合うのか検証します。
ビーチブレイク~リーフブレイクまでオールラウンドに使える
結論から申し上げますと、どんな波でも使えるオールラウンダーです。
小波から大きい波、ビーチブレイクからリーフブレイクまで、タメの効いたボトムターンからのリップ、大きいラインでカットバックやカービングなど、ドライブの効いたパンチのあるサーフィンが出来ます。
ただ、ポケットでタイトにスムースなサーフィンしたい場合などは、ルース性、コントロール性が少し劣るでしょう。
オールラウンド~パフォーマンス向け
使用するサーフボードとしては、オールラウンド~パフォーマンスよりのサーフボードに使用するのが良いでしょう。
AM1の長所、ドライブ性、ホールド性を活かす為に、動きの良いパフォーマンスボードに使用するのが正解かと思います。
逆に、小波用サーフボードに使用した場合、もともと小波用サーフボードは浮力多めでロッカーがなく、走りに特化されている事が多いです。
そこに、ドライブ性、ホールド性の高いフィンを組み合わせると、めっちゃくちゃ走るけど動かない、となるパターンが多くなります。
これらの理由からサーフボードとフィンのバランスを考えると、オールラウンドからパフォーマンスボードに使用する事をおすすめします。
おすすめ度はNO.1
バランス、総合力NO1のフィンだと思います。
とりあえず、フィンは何を選べばいいかわからないという方や最初に選ぶフィンとして悩んでおられる方にはこのアルメリックシェイパーフィンAM1をおすすめします。
癖が無く乗りやすい、どんなコンデションでも使え、サーフィンレベルも問わない、1つ持っておけば重宝する事間違いなし。
サーフィンのフィンというのは、車でいうホイール、タイヤみたいなものです。
フィンも高価なアイテムですが、カスタムする事で、サーフィンの幅や楽しみが増えていく事になり、さらにはサーフィンの上達にも繋がっていきます。
みなさんも、今まで以上にサーフィンの幅を広げてさらにサーフィンを楽しんでいきましょう。
それではみなさん、楽しいサーフィンライフを。
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