ここ最近自動車産業は著しく発展、電子自動化され運転の快適性や安全性が向上しています。
そんな中、新型ランドクルーザー250にも、12.3インチの大型のディスプレイオーディオが標準装備され、大画面でのエンタメを楽しむ事が出来ます。
そこで問題となってくるのが、純正状態では安全上運転中は映像が映らない仕様となっており、同乗者にエンタメを楽しんでもらう事が出来ません。
そんな問題を解決してくれるのが、運転中も映像を映す事を可能にするテレビキャンセラーなのですが、電子化が進んでいる最近の車に取り付ける場合はリスクも存在してしまうのです。
そこで、この記事ではランクル250におすすめのテレビキャンセラーと、テレビキャンセラー取り付けで発生するリスクについて記事にしていきます。
何も知らずにテレビキャンセラー取り付けし、取返しのつかない事態にならないように、この記事を最後まで読んでテレビキャンセラーについての知識を持っておきましょう。
テレビキャンセラーの注意点3つのリスクとは
ここ最近の最新モデルの車両は、電子化が進んでおり車の電気回路をさわるとバグや不具合が発生するケースが報告されています。
テレビキャンセラーも例外ではなく、使用する際にはいくつかの不具合が発生する可能性があります。
また、テレビキャンセラーの取り付けによるリスクもあるので順番に解説していきます。
車両の電子制御システムへの影響
テレビキャンセラーが車両の純正システムに干渉し、カーナビや電子制御システムの誤作動が発生する可能性があります。
例えば、カーナビ使用中に画面がフリーズする、勝手に再起動する、またはGPSが正確に作動しない不具合が報告されています。
また、車の電子制御システム、自動ブレーキや自動運転などの運転支援系の便利な機能が正常に作動しない可能性があります。
仮に、この状況で事故を起こしてしまった場合に、保険金がおりないという最悪の事態になる事もあるようなので注意しておきましょう。
車の保証がなくなる?
ディーラーで車を購入した場合、通常3年~5年の保証期間がありますが、テレビキャンセラーを取り付ける事によって、保証対応してもらえない可能性があります。
この保証対応については、ディーラーによって対応が分かれているようで実際に購入した店舗で確認する必要があります。
また、ディーラーでテレビキャンセラーの取り付けを行った場合は、保証対応してもらえる店舗が多いようなので、実際に各ディーラーに確認してみましょう。
ちなみに、筆者が車を購入したディーラーでは、ディーラーでのテレビキャンセラー取り付け可能ですがナビ単体の保証がなくなるという対応でした。
仮に、故障修理となった場合は、高額な修理費用がかかる恐れがあるので注意しましょう。
車検が通らない?
2024年10月1日から車検の際に、OBD検査を実施する事(OBD検査対象の車両)が必要となりました。
OBD検査とは、OBD(車載式故障診断装置)を利用し、車両に異常がないか検査を行うものです。
そこで、車両にテレビキャンセラー取り付けていた場合、車が電子装置の不具合と認識する可能性があります。
その状況で車検時に、OBD検査を行った場合に異常を感知し、車検に通らないという事態に陥る可能性があるのです。
その件について、一度ディーラーに確認してみた所、今のところは車検に通らなかったという事はないようでしたが、そのような可能性もあるという事を頭に入れておきましょう。
ランクル250におすすめのテレビキャンセラー紹介
ここまで、テレビキャンセラー取り付けに対して不安を煽るような説明ばかりでしたが、このリスクを最小限に抑える方法があります。
データシステムテレビキャンセラーがおすすめ
一概にテレビキャンセラーと言っても数たくさんの商品が存在します。
値段の相場も5,000円~20,000円とピンキリで、どの商品を選べば良いか迷ってしまうでしょう。
そこで、ずばりおすすめのテレビキャンセラーはデータシステムのテレビキャンセラーです。
データシステムのテレビキャンセラーは、信頼性が高いことで知られており、正しく取り付けられている場合、大きな問題が発生することは少ないです。
そのため、基本的には安心して使用する事が出来ますが、テレビキャンセラーは車の車速信号を切断し、テレビ見れるようにする仕組みのため、実際キャンセラー使用時には、ナビのGPS精度低下などの不具合も報告されていますので注意してください。
テレビキャンセラー取り付け方
テレビキャンセラーの取り付け方法を説明します。
以下の手順を参考にしながら安全に作業を行ってください。
専門知識が必要な場合や不安がある場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
必要な道具・準備
- テレビキャンセラー本体
- 車種対応の製品を購入してください。
- 内張りはがし
- 車両のパネルを傷つけずに取り外すための専用工具。
- プラスドライバーまたはトルクスドライバー
- 車両によって使用するネジが異なるため確認してください。
- エレクトリックテスター
- 配線を確認するために使用します。
- 絶縁テープまたは結束バンド
- 配線の固定や保護に使用します。
取り付け手順
1. バッテリーのマイナス端子を外す
- 安全のため、車両のバッテリーからマイナス端子を外して作業を始めます。
2. カーナビ周辺のパネルを取り外す
- 内張りはがしを使って、カーナビ周辺のパネルを慎重に外します。
- 配線やコネクタが繋がっている場合があるため、引っ張りすぎないように注意してください。
3. カーナビ本体を取り外す
- カーナビを固定しているネジを外し、ナビユニットを少し引き出します。
- ナビ裏のコネクタにアクセスできるようにします。
4. テレビキャンセラーの接続
- テレビキャンセラーの配線を、カーナビ裏の特定のコネクタに接続します。
- 車種によっては「走行中信号」や「パーキングブレーキ信号」などの配線に割り込む形で接続します。
- テレビキャンセラーの取扱説明書をよく確認し、指示に従って配線してください。
5. 動作確認
- 仮組みの状態でカーナビを元に戻し、バッテリーを接続して動作確認を行います。
- テレビや映像が走行中に表示されるか確認してください。
6. 配線の整理と固定
- 配線が緩まないように結束バンドや絶縁テープで固定します。
- 配線がほかの機器に干渉しないよう注意してください。
7. パネルを元に戻す
- カーナビを完全に戻し、外したパネルを順番に取り付けます。
8. 最終確認
- 再度動作確認を行い、正常に作動することを確認します。
これらの手順に従って、テレビキャンセラーを正しく取り付けることができます。
ただし、安全面や法的側面を常に意識してください。
以下の動画を参考にしてみましょう。
ファイヤースティックTVでエンタメを楽しむ
テレビキャンセラーを取り付けたら、アマゾンファイヤースティックTVを接続する事でYouTubeやプライムビデオなどのエンタメを車内で楽しむ事が出来るようになります。
必要な機器
- Amazon Fire TV Stick
- Fire TV Stick本体
- 付属のリモコン
- USB給電ケーブル
- HDMI入力対応のディスプレイオーディオ
- HDMI延長ケーブル(必要に応じて)
- モバイルWi-Fiルーターまたはスマートフォンのテザリング
- Fire TV Stickはインターネット接続が必要です。
- 車内用電源(シガーソケットUSBアダプターなど)
- Fire TV Stickへの電源供給用。
接続方法
1. Fire TV StickをHDMIポートに接続
- 純正ディスプレイオーディオのHDMIポートにFire TV Stickを挿し込みます。
- 必要に応じて、付属のHDMI延長ケーブルを使用して接続。
2. Fire TV Stickに電源を供給
- Fire TV Stick付属のUSB給電ケーブルを接続。
- 車内のUSBポートまたはシガーソケット用アダプターに差し込んで電源を供給。
3. ディスプレイオーディオの入力をHDMIに設定
- ディスプレイオーディオの設定メニューで入力ソースをHDMIに切り替えます。
4. Fire TV Stickの初期設定
- ディスプレイオーディオ画面にFire TV Stickの初期設定画面が表示されます。
- 付属のリモコンで操作し、Wi-Fiに接続。
- モバイルWi-Fiルーターまたはスマートフォンのテザリングを使用してインターネット接続を確立。
5. アプリをインストールして視聴
- Fire TV Stickに必要なアプリ(Netflix、YouTube、Prime Videoなど)をインストールし、ログインして視聴を開始。
注意点
- ディスプレイオーディオのHDMI入力対応を確認
一部の車載ディスプレイオーディオはHDMI入力に対応していない場合があります。ランクル250にはHDMI端子が標準装備されています。 - インターネット接続が必須
Fire TV Stickはインターネットが必要です。モバイルWi-Fiルーターやスマートフォンのテザリングを利用してください。
テレビキャンセラーは信頼性で選ぶ
ここまで説明してきた通り、ランクル250に取り付けるテレビキャンセラーは信頼性の高い商品を選ぶ事をおすすめします。
なぜなら、最新技術が搭載されているランクル250にテレビキャンセラーを取り付けた場合に、不具合が発生してしまう可能性があるので注意が必要です。
また、車両の保証や車検についてもリスクが発生してしまいます。
そして、そんなリスクを最小限にするために信頼性の高いデーターシステム製テレビキャンセラーを使用する事をおすすめします。
また、車両の電子制御システムへの影響、車の保証、車検への対応、この3つリスクの確認を取り、保証など容認してもらえるのであれば費用は掛かりますが、ディーラーや専門店で取り付けしてもらうのも良いのではないでしょうか。
そして、テレビキャンセラーを取り付けた際は、さらにアマゾンファイヤースティックTVを接続する事で楽しい快適なカーライフを送る事が出来るでしょう。
最後にくれぐれも安全には注意し、使用する事をお願いいたします。
ランクル250のルーフラックについての記事はこちら
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