みなさん、こんにちわ。
梅雨も後半に入り、気温も海水温も大分上がってきました。
暑くなってくると冬から春先のワックスのままのサーフボードを使用すると、ワックスが溶けてしまってまともにサーフィン出来ません。
せっかく波に乗れたのに、手が足が滑ってワイプアウトしてしまった。
そんな悔しい思いをしたことありませんか?
その原因は、ワックスがしっかり塗れていないおそれがあります。
実はワックスアップにもコツがあるんです。
この記事ではワックス、ベースコートを簡単に綺麗に塗る塗り方と3つのルールについて解説していきます。
この記事を読み終わったときにはワックスの塗り方をマスター出来るはず。
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
サーフィンを楽しむにはワックスが大事
波に乗る為に、ワックスは非常に大事な役割があります。
つるつるのサーフボードの上で、安定感を保つ為には滑り止めのワックスが果たす役割は大きいです。
パドリング、テイクオフ、ライディング、すべての状態でワックスが効いていないと、サーフボード重心を乗せる事が出来ません。
サーフボードに自身の重心を乗せれないという事は、安定したパドリングやテイクオフ、加速するライディングが出来ないという事に繋がります。
たくさん波に乗ってサーフィンを楽しむ為には、ワックスも重要という認識を持ちましょう。
サーフィン用ワックスの種類と注意点
ワックスには気温、水温によって種類が分かれており、その日の気温、水温に適したワックスを塗りましょう。
気温、水温が高い時には硬いワックス、逆に気温、水温が低い時は柔らかいワックスを使う必要があります。
ベースコート | 一番硬く、トップコート(トロピカル~コールド)を塗る前の下地に使う。 真夏の昼間など、トロピカルが付かない場合に使う事もある。 水温26℃以上 |
トロピカル | 夏用のトップコート、水温21℃~29℃ |
ワーム | 初夏用のトップコート、水温18℃~26℃ |
クール | 春、秋用のトップコート、水温14℃~23℃ |
コールド | 冬用のトップコート、水温15℃以下 |
上から硬い順番で記載しています。
票を参考に、季節、気温、水温に適したトップコートを使用するようにしましょう。
古いワックスのはがし方
まずは古いワックスを綺麗にはがしましょう。
必要な道具
- スクレーパー
- ワックスリムーバー
- ウエス、ふき取り出来るもの
1.古いワックスをスクレーパーではがす
スクレーパーでこするようにサーフボードの古いワックスをはがします。
ポイント
サーフボードを少し温めるとワックスが柔らかくなり、はがしやすくなります。
硬くてはがしにくい場合は、日光に当てる、ドライヤーを当てるなどしてはがしてみてください。
ただサーフボードは熱に弱い性質なので、暖め過ぎには注意しましょう。
2.リムーバーで綺麗にする
ある程度はがせたら、サーフボードにリムーバーを吹き付けていきます。
リムーバーを吹き付ける事で、残ったワックスも取れやすくなります。
ウエスで拭き取るように綺麗にしていきましょう。
サーフィン用ワックスの塗り方と3つのルール
ここからが本番です。
綺麗にワックスアップするコツを解説していきます。
熱と気温に注意する
サーフボードが熱を持っている状態、また気温が高い所や直射日光の下での作業ではワックスがうまく塗れないので注意しましょう。
作業に最適な適温は25℃前後、日陰の場所を選んで作業するようにしましょう。
夏の昼間に作業する場合は冷房の効いた室内で作業する事をお勧めします。
寒い分にはワックスを塗るのに少し時間がかかりますが問題はありません。
塗り始めはベースコートの角を使い、斜めに規則正しく塗る
では、実際にワックスアップ作業に入っていきます。
まずは、下地、ベースを作っていきます。
使用するワックスは、季節関係無くベースコートを使用します。
ポイントとして、塗り始めは斜めに直線上に規則正しく塗ります。
写真のように青と黄とどちらからでも良いので、斜めに線を引くようにワックスを塗っていきましょう。
この時、出来るだけワックスの角を使って塗っていきます。
角が取れてきたら別の角に変えて塗って行っていきましょう。
良く足の着く箇所だけにワックスを塗っているサーファーを見ますが、私はお勧めしません。
なぜならパドリングの時の大事になる腿、溝内の部分にワックスがないと、パドリングが不安定になってしますからです。
テイクオフの際に、手の着く箇所もワックスが必要なので、胸から腿辺りに全体的にワックスを塗るようにしましょう。
下地が塗り終えたら、次の作業に移っていきます。
軽い力で円を描くようにベースコートを塗る
全体に玉を作るようにワックスを塗って行きましょう。
もちろん、ベースコートを使用します。
今度はワックスの平らな部分を利用して、円を描くように全体にワックスを塗ってください。
この時、力を入れて強く塗る事は厳禁です。
軽い力で、根気強く塗っていきます。
そうする事で、玉を潰さず大きく作る事が出来ます。
大きい玉を作る事で、グリップ力が増してワックスの効果が最大限発揮出来ます。
ベースの時点で、ある程度玉を大きく作っておく事をお勧めします。
最後にトップコートを軽く塗る
最後にトップコートを塗っていきます。
ベースをしっかり作っていれば、トップコートは軽くでOKです。
この時も、玉を潰さないように、軽い力で円を描くように塗って行きましょう。
自宅では、ベースコートまでして塗っておいて、トップコートはサーフィンする直前でも大丈夫です。
当日の海の水温に適したトップコートを使用して塗ってください。
まとめ
この記事ではサーフィン用ワックス、ベースコートの塗り方、簡単に綺麗に塗る3つのルールについて解説してきました。
気持ち良く波に乗ってサーフィンを楽しむ為には、ワックスは非常に重要な役割を果たします。
そして、ワックス、ベースコートを塗る際は、熱と気温に注意する事、ベースコートの角を使い斜めに規則正しく塗る事、軽い力で円を描くように塗る事を守ってワックスを塗りましょう。
そうする事で、グリップ力が良くなり、思い切りサーフィンを楽しむ事が出来る事出来ます。
たくさん波に乗ってサーフィンを楽しんじゃいましょう。
それではまた、楽しいサーフィンライフを。
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