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自分のサーフィンに合うフィンとは?徹底解説、サーフボードとフィンの選び方

サーフボードとフィン インプレッション
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みなさん、こんにちは。

波乗りマンです。

みなさんは、サーフボードとフィン、どのように選んでセッティングされていますか?

正直なところ、あまりこだわりの無い方も多いのではないかと思います。

プロサーファーが波によって、サーフボードによって、フィンを変えるのは当たり前ですし、私たち一般サーファーもフィンの選択でサーフィンは変わるのです。

しかしながら、どのようにフィンを選んでいけばよいのかわからないサーファーも多いと思います。

そこで、この記事では、私の経験からフィン選び方について解説していきたいと思います。

フィンの特性と選び方

まずは、基本的なフィンの特性を知りましょう。

特性を理解する事で、フィン選びのヒントになってきます。

フィンのサイズについて

まず、フィンのサイズと特性について簡単に説明していきます。

大体のフィンには、基本的にS<M<Lと3サイズの展開があります。

フィンのサイズが小さいほど、コントロール性(操作性)が上がり、ドライブ性(スピード、直進性)が下がります

逆に、サイズの大きいフィンは、ドライブ性が上がり、コントロール性が下がる事になります。

コントロール性ドライブ性
Sサイズ★★★
Mサイズ★★★★
Lサイズ★★★
サイズ毎のフィンの特性

まずは、サイズによる特性を理解しておきましょう。

フィンの素材とフレックスについて

フィンは様々な素材から造られてます。

代表的な素材は4種類、ネオグラス、パフォーマンスコア、パフォーマンスコアカーボン、パフォーマンスグラス、とあります。

素材によって何が違ってくるのかと言いますと、それはフィン自体のフレックス性です。

フィンのフレックス性能はサーフィン時のターンの伸びや、瞬時な駆動性に影響を与えます。

フィンが柔いほどターン時に伸びを感じられますが、駆動性が落ちて瞬時なコントロールがしにくくなります。

逆に、フィンが硬くなると、駆動性が良く瞬時のコントロールがしやすくなり、その分ターンの伸びが得られにくくなります。

素材フレックスターンの伸び駆動性
ネオグラス★★★★★★★★
パフォーマンスコア★★★★★★★★
パフォーマンスコアカーボン★★★★★★★
パフォーマンスグラス★★★★
素材毎のフィンの特性

フィンの特性については、大まかにこのサイズとフレックスについて理解しておいてください。

フィンの形、テンプレートによっても違いが出てきますが、そこまで深堀りしていくとややこしくなり、選ぶ際に迷いが生じてきます。

基本はこの2つでOKです。

次は、サーフボードについて解説していきます。

サーフボードのフレックス性能

サーフボードでも素材とラミネートによってフレックス性に違いが出てきます。

そのあたりを説明していきます。

サーフボードの素材について

サーフボードの素材について代表的なのは、ポリウレタンのPU、エクスパンダブルポリスチレンのEPS、が上げられます。

素材によって何が変わってくるのかと言いますと、重量、浮力、フレックス性などです。

その中でも、フィンを選ぶ際に、最も関係してくる部分はフレックス性になります。

PUはの方が柔軟性に優れ、EPSは軽量で反発力が高くなります。

素材フレックス性
PU★★★★(柔かい)
EPS★★(硬い)
サーフボード素材のフレックス特性

サーフボードのラミネートについて

サーフボードのフレックス性について最も重要なのが、サーフボードのラミネートになります。

サーフボードはPU,EPSの素材を樹脂でラミネートすることでサーフボードとして成り立ちます。

素材によって使用される樹脂も違い、PUはポリエステル樹脂、EPSの場合はエポキシ樹脂になります。

このサーフボードの素材とラミネートの組み合わせによって、サーフボードのフレックス性に違いが出てきます。

サーフボードとと樹脂の組み合わせは、サーフボードメーカーや製造される国、ファクトリーによっても違いがありますし、もっと細かく言えば、ラミネーターの技量によっても変わってきます。

さらに、ラミネートにカーボンを張り合わせてサーフボードのフレックスを調整する事もあり、それほどラミネートはサーフボードの乗り味に影響を与えるのです。

今回は一般的に言われているラミネート樹脂のフレックス性から考えてみます。

フレックス性
ポリエステル樹脂★★★★(柔かい)
エポキシ樹脂★★★(中)
カーボン巻き★★(硬い)
サーフボードのラミネートとフレックスの特性

サーフボードの直進性について

サーフボードの直進性はフィンとのマッチングを考える際に重要になります。

一般的に、サーフボードの長さ、ロッカー、コンケーブが直進性に影響を与えます。

サーフボードが長ければと海水との接水面が増え、直進性が上がりますが、その分操作性が悪くなります。

反対に、サーフボードが短いと直進性は下がりますが、その分操作性が上がります。

直進性操作性
サーフボードが長い★★★★★★
サーフボードが短い★★★★★★
サーフボード長さの特性

次にロッカーがないサーフボードは波のパワーを受けやすい為、直進性が高く、ロッカーのきついサーフボードは波のパワーを受けずらく、操作性が良くなります。

直進性操作性
ロッカーが弱い★★★★★★
ロッカーが強い★★★★★★
サーフボードロッカーの特性

さらに、コンケーブによっても感覚が違ってきます。

一般的に、シングルコンケーブは直進性が高く、良くあるシングルダブルは直進性、操作性のバランスが良く、VEEは直進性が低く、操作性が高いです。

直進性操作性
シングルコンケーブ★★★★
シングルダブル★★★★★★
VEE★★★★
サーフボードコンケーブの特性

サーフボードをフィンで調整する

ここまでの解説してきた事を踏まえて、自分のサーフボードをフィンで調整していきましょう。

ステップ1.今使用しているサーフボードとフィンの特性を知る

現在使用しているサーフボードとフィンの特性を、上記の解説を参考に理解しましょう。

ステップ2.今のサーフボードの動きで良くしたい部分を考える

今現在のサーフボードとフィンのセッティングから乗り味の不満な部分、良くしたい部分を考えてみましょう。

例 もう少しスピードが出てほしい、直進性がほしい、テイクオフの滑り出しを早くしたい

フィンのサイズを上げる


例 タイトなターンがしたい、反応を良くしたい、抜け感を良くしたい

フィンのサイズを下げる

ステップ3.サーフボードとフィンのバランスを考える

サーフボードとフィンとのバランスを考え、自分の好みの乗り味に合わしていきましょう。

直進性、操作性のバランス

直進性の高いサーフボード×直進性の高いフィン

良く走る、直進性重視のセッティング


直進性の高いサーフボード×操作性が高いフィン、操作性の高いサーフボード×直進性の高いフィン

走りと操作性のバランスの良いセッティング


操作性の高いサーフボード×操作性の高いフィン

操作性重視のセッティング

ドライブ性、駆動性のバランス

フレックスの良いサーフボード×柔らかいフィン 

ドライブ性、ターンは伸びるが、しなり過ぎてコントロール性を失う恐れがある


硬いサーフボード×柔らかいフィン フレックスの良いサーフボードと硬いフィン

フレックスのバランスが良くなり、ドライブ性、コントロール性のバランスも良くなる


硬いフィン×硬いサーフボード

駆動性、反応性は良いが、ドライブ性が落ちる

ステップ4.波とのバランスを考える

波とサーフボード、フィンが合うのか、考えてみましょう。

そうする事で、自ずと選択肢が狭まってきます。

例 小波などパワーレスな波でもスピードを維持したい、ドライブターンをしたい

直進性、ドライブ性重視のセッティング


例 ファンウェーブでキレのあるアクションをしたい

バランスの良いのセッティング


例 パワーのある波でも、安定感コントロール性を維持したい

安定感重視のセッティング

おすすめの素材、サイズ、フィン

ここからは、私のおすすめのフィンの素材とサイズを解説します。

素材はパフォーマンスコア

素材で迷ったらパフォーマンスコアを選びましょう。

適度なしなりと硬さが有り、とにかくバランスがいいです。

普段パキパキの波でサーフィンするならカーボン素材でもいいと思いますが、日本の波のコンデションでなかなかないと思いますし、小波の日本ではパフォーマンスコアが一番使えると思います。

サイズはLがおすすめ

初級者のサーファーには、Lサイズのフィンをおすすめします。

大きめのフィンでフロー感と直進性を高めることで、テイクオフの滑り出しが早くなり、スピードを得れる事でそのままターンに移行しやすくなります。

俗に言う、ガチャガチャサーフィンする必要が無くなるという事です。

サーフィンはまずはスピードをつけることが大事で、スピードがないとターンのアクションも出来ません。

そういう意味では、Lサイズがおすすめです。

とにかく板を動かしたいという人はMをチョイスしましょう。

Sサイズは基本的には必要ないと思います。

おすすめのフィン3選

おすすめのフィンを3つ紹介します。

アルメリックのAM1、ドライブ性重視のオールラウンドに使えるフィン。

ミックのトライフィン。

リーフブレイクなどのオープンフェイスの波で本領発揮し、失速せずにスムーズな気持ちいいいカービングが出来る。

コロヘのトライフィン。

ドライブ性、コントロール性、ルース性のバランスが良く、ビーチブレイクの波で攻撃的なサーフィンが出来る。

個別にフィンのレビュー記事もあるので気になる方は読んでみて下さい。

まとめ

今回はフィンの選び方について解説してきました。

サーフボードにとって、フィンは波に乗るのに非常に重要な役割があります。

フィンを変える事でサーフボード、波、フィーリングとバランス整える事が出来ますし、サーフィンをもっと楽しむ事が出来ると思います。

しかしながら、フィンも高価ですし、全く変えないサーファーも多いと思います。

それでも、特に中級者、ターン出来る人はまた新しい発見もあるのでいろいろ試してみる事をお勧めします。

ご自身で海や波のパワーを感じていろいろ試してみて、サーフィンを楽しんでもらえればと思います。

以上、それではみなさん、楽しいサーフィンライフを。

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