こんにちは。
波乗りマンです。
先日の伊豆サーフトリップの帰りに静波サーフスタジアムでサーフィンをしてきました。
正直なところ、映像で想像していた波とは程遠く、また自分のサーフィンの実力の無さが良く分かりました。
ですが、お金を払って、ここでサーフィンする価値は大いにあると思います。
そこで、その理由とサーフィンの感想を記事にしていきたいと思います。
初めて静波サーフスタジアムに行ってきた
初めて静波サーフスタジアム行ってきました。
静波サーフスタジアムとは
静岡県牧之原市静波にある人工のウェーブプール施設です。
サーフィンに適した様々な種類の波をPerfectSwellの造波装置が造り出し、プール内でサーフィンを楽しむ事が出来ます。
海のコンデションに左右されず、いつでも素晴らしい波でサーフィンが出来る、サーファーにとっては夢のような施設になっています。
さらに、初級者から上級者までどんなサーファーでも楽しむ事が可能。
波を取り合う事もなく、極上な波を独り占め出来ちゃいます。
詳しくは公式サイトへ
初級者~エキスパートまでどんなレベルのサーファーも楽しめる
初級からエキスパートまでさまざまな波のコースが用意されている。
各コース1時間ずつ毎日スケジュールが組まれており、自分の好きなコースを選択し、セッションに参加する。
ちなみに、会員登録後の予約で1セッション8,800円。
約8~10本乗る事が出来る。
静波サーフスタジアムの上級コースはどんな波?
今回私は上級コースの波を体験してきました。
私が感じたところ、上級コースと言えども、テイクオフが安定して出来、ある程度ボードコントロール出来るサーファーは十分楽しめる波だと感じました。
中級レベルの方は積極的に上級コースを選んでもよいと思います。
上級コースの波の特徴
上級コースの波の特徴を説明します。
意外と優しい
ピークはホレてはこないし、面も柔らかい波です。
ブレイクスピードも速くはないです。
ポケットが掘れている
ポケットが掘れているので、オフザリップするのに適している。
ターンの後に何回もノーズが刺さってしまった。
2ターンから3ターン
距離的には2~3ターン入れる事が出来る。
最後までメイク出来ればかなり練習出来ます。
上級コースの波とサーフィン
サーフィンの様子を見ていきましょう。
プロのサーフィンと比較して解説していきます。
ダメな所ばかりですがよろしくお願いします。
まずはテイクオフから。
テイクオフでふらついて失速。
スムーズなテイクオフ。
板が止まらない。
スピード不足で波から離れられず、横に走りながら浅いボトムターン。
一度トップでタメを作り、波が崩れるのと同時にダウンザラインで加速させ、ドライブの効いた深いボトムターン。
ポケットから離れてしまい、スピードも足りない為、波の中腹で苦し紛れのスラッシュターン。
ドライブの効いたボトムターンから、トップアプローチ。
ほぼフィンアウトのトップターン。
リップに当てるタイミング、蹴り込み、引き付け、完璧のように見える。
スラッシュターンの後、もたつきながらボトムターン。
スピードが足りないが、ボトムでためてタイミングを計る。
リップからサーフィンが止まることなく、さらに加速しながらもう一段深いボトムターン。
板を返したいが、ドライブが足りず板が付いてこない。
そのため、上体、肩だけが先行し、マリオ状態になっている。
ラインのトラックを見れば一目瞭然。
サーフィンのドライブが全く違う事がわかる。
トップまでドライブを維持出来ず、蹴り込み、引き付けも全く出来ない。
結果、スープと一緒にワイプアウト。
最後はさらに派手なオフザリップで締めくくる。
さすがとしか言いようがない。
サーフィンはまずはスピード、という事が良く分かると思います。
静波サーフスタジアムでサーフィンする時の心得
実際サーフィンしている時は、波に乗る事で精一杯だったのですが、後からこの波で何を心得、練習するべきか考えてみました。
サーフィンの基礎とキーポイント
まずここで波に乗った時にずっと感じていた違和感がありました。
それは、淡水の影響なのか、今までの自分のライディングイメージではスピードが付かないのです。
そう、サーフィンしている間、淡水の波に乗る難しさをずっと感じていました。
どうやればスピードを付けて加速させていけるか、結局最後まで謎が解けないまま終わってしまいました。
これはサーフボードで解決出来る事でもありますが、乗り手の技量でもカバー出来る事でもあります。
ここで、この謎が解ければ、海でのライディングスピードも必ず変わってくると思うのです。
先ほどのプロとのライディング比較の写真で見た通り、ドライブさせる技術がどれだけ大事かよくわかると思います。
サーフィンで大事なのはスピード、まずこの波でスピードを付け、ドライブ感のあるサーフィンをする事を意識するべきだと感じました。
静波サーフスタジアムの波を乗りこなす5つのポイント
実際は静波サーフスタジアムの波に苦戦した私ですが、波に乗って感じた事が多くありました。
私が感じた静波サーフスタジアムの波を乗りこなす為の5つのポイントを解説します。
サーフボードをブレさせない
ライディング中少しでもサーフボードが少しでもブレてしまうと、シビアに失速する感覚がありました。
この感覚はやはり淡水の波ならではだと思います。
私の場合、テイクオフで立った瞬間やトップアクションの後など、スタックするような感覚があり苦戦しました。
しかし、ここでスムースに加速出来るライディングを覚えれば、海では今まで以上にドライブ感あるライディングが出来るようになるのではないかと思います。
スピードが出る位置にスタンス、荷重する
次にサーフボードの一番いい位置にスタンスし、荷重する。
これが重要だと感じました。
海では波次第でごまかせる部分もありますが、淡水の波でアクションを入れるには、スピードを維持しながら、ボトムターンからトップターンまでサーフボードの性能を最大限活かす乗り方をしないとスムーズにメイク出来ないと感じました。
海では気付きにくい事も、ここで意識練習するべきだと思います。
スピードロスしないライン取りをする
最後にライン取りです。
規則正しく割れ、ポケットが掘れているここの波は、ポケットでしっかりサーフィンする事でドライブ感あるサーフィンが出来ると思います。
しかし、ポケットを外れてしまうとフェイスが緩慢な感じになり、急に失速します。
終わってから自分のサーフィンとプロのサーフィンを見比べて、ライン取りが出来てなかったとはっきりわかりました。
途中で気付けていればと思いましたが、客観的に見て初めてわかる部分だと思うので難しいところではあります。
悔しい。
小波用のサーフボードでカバーする
サーフボードのブレ、失速を防ぐ為に、小波用ボードや反発の強いEPSやカーボン素材のサーフボードを使用するとかなり乗りやすくなると思います。
実際に一般のサーファーは、ほとんどがEPSやカーボンのサーフボードでサーフィンされていました。
もたついたりもしていましたが、サーフボードのフローでカバーされ、スムースの3ターン入れられてました。
LOSTのカーボン、かなりここの波にマッチしていて調子が良さそうでしたね。
上級コースの波でも、掘れているのはポケットだけなので、小波用ボードで全然OKだと感じました。
オプションのコーチングを利用する
オプションになりますが3,300円でコーチングを受ける事が出来ます。
コーチングを勧める理由として、必死で乗りこなすだけで終わってしまう可能性が高いという事です。
1セッション多くて10本で、自分で考えて乗るだけでは癖のある波に慣れるので終わってしまう可能性が高いです。
コーチングを受ける事で、ここの波を知り尽くしたスタッフに動画撮影をしてもらいながら、1本ごとにアドバイスをもらえるので、淡水の波を早く乗りこなす事が出来る。
さらに、1セッションで効率よく何かを習得するには1本毎に意識を持ってライディングする事が重要になります。
波に乗る事を、楽しみに来たサーファーなら別に必要ないと思いますが、上達を目指してここに来るサーファーが多いと思うので、特に静波が初めてのサーファー、滅多に来れないサーファー、何かを掴んで帰りたいサーファーは、ぜひコーチングの利用をお勧めします。
私もお願いしておけば良かったと後悔しました。
まとめ
今回は私が初めて静波サーフスタジアムでサーフィンしてきて感じたことを記事にしてみました。
私の場合、正直ウェーブプールでサーフィンする事は、楽しいとは思わなかったのですが、上達を目指す上で重要なサーフィンの基本、ポケットでドライブ感のあるサーフィンを覚えるのに適していると思いました。
その中には、サーフボードをブレさせない、適正なスタンスと荷重、ポケットを使ったサーフィン、これらの技術が必要だと感じました。
ここが難しいとこなんですが、中級サーファーがこれらの技術を習得する事で、サーフィンがかなり変わると思います。
アクションの成功率や鋭さも上がると思うので、ぜひ静波サーフスタジアムでサーフィンしてみましょう。
ここまで読まれたみなさんは静波サーフスタジアムに行きたくてうずうずしてきたと思います。
そうなったみなさんは、今すぐ予約!
そして、実際サーフィンする際は小波用サーフボードを使用し、コーチングを受けながら楽しむ事をお勧めします。
他にもサーフィンの上達に役立つ記事を私なりの考えで書いています。
一度読んで頂けるとありがたいです。
それではみなさん、楽しいサーフィンライフを!
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